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Performing Arts Network Japan
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Presenter Interview
A China Impact in the arts The performing arts in a privatizing China
 
profile
TPAM で「広東省の舞台芸術事情」と題して、中国の地方都市における民営化の動向を紹介したウー氏は、同研究所所長ほか、広東芸術雑誌社の社長兼編集長、評論家と、多彩な顔を持つ。広州の舞台芸術の最新情報を握るキーパーソン。


 
Wu Weiqing
Guangzhou, Guangdong Province, China 広東省広州
Director, Guangdong Province Arts Research Institute
呉惟慶(ウー・ウェイチン)広東省芸術研究所所長

広東省芸術研究所は、省内外のあらゆる芸術情報が集中するハブ的存在。私自身、広東芸術雑誌社を営み、芸術系雑誌を発行していることもあって、情報収集とその発信が重要な役割だと思っています。そこで、当研究所では、人々への情報開示サービスの一環として中国で初めての芸術系データベース「芸術データバンク」を開設。約3 年の準備期間を経て、1999 年にインターネットのサイト「広東文化網」http://www.gdwh.com.cn/を立ち上げました。
データベースには、「音楽」「ダンス」「アーティスト」「演劇理論」など9 つのカテゴリーがあり、当研究所で蓄積されているすべての芸術関連資料のオンライン検索が可能です。舞台芸術の理論と方法論、作品の批評、新しい創作作品の推薦、国内外の文化現象(ブーム)の分析、広東省の文化芸術界の情報など、さまざまな論文や読み物を随時掲載しています。
立ち上げ費用として約100 万元(=12,855,122 円)を投入。その後、更新のたびに30 〜50 万元前後の経費を充てています。現在はすべて中国語ですが、今後、広東省独自の芸術を国内外に発信していきたいと思っています。


広州は、商業化が非常に進んでいるため、芸術も商業的要素のある作品が受け入れられやすいと思います。たとえば、オペラやミュージカルなどの音楽劇で、2000 年には日本の宝塚歌劇団が広州公演(10回公演)を行い、大成功しました。私も観ましたが、非常に感動しました。ただ、ハード面での整備はまだまだ遅れています。
当研究所では、2002 年9 月に日本の劇団東演の公演を受け入れ、上海、武漢、広州の3 都市で2 作品を上演しました。そのうちの1 本が、当研究所所属の王佳那(ワン・ジアナー)が演出を担当した中国の話劇を日本の劇団が演じるという実験劇だったので、このようなツアーが実現しました。現在、王佳那をはじめとする演出家や芸術家たちが各自の「戯劇工作室」を設け、独立採算制で作品製作を行う画期的な試みを進めています。今後は、この活動を強化していきたい。さらに、市場のニーズを踏まえ、投資家や観客の育成を図りながら、広東省の芸術全体を高めるよう努めていきたいと思っています。
 
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