The Japan Foundation
Performing Arts Network Japan
Archive
Topics
2017.2.6
Japan Topics
TPAM in Yokohama 2017(国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2017)」開催(2017年2月11日〜19日)
 
 舞台芸術に携わるプロフェッショナルのための国際的なプラットフォーム「TPAM in Yokohama」が、2月11日に開幕する。21回目を迎える2017年は、世界の舞台芸術を紹介する公演プログラム「TPAMディレクション」、舞台関係者がネットワークを広げるための交流プログラム「TPAMエクスチェンジ」、公募プログラム「TPAMフリンジ(旧TPAMショーケース)」の3つのプログラムで構成。
 今年の「TPAMディレクション」では、13の作品・プロジェクトをラインナップ。中でも注目されているのが、タイ出身の映像作家/美術家アピチャッポン・ウィーラセタクンが初めて取り組んだ舞台作品『フィーバー・ルーム』の日本初演、TPAMが参画するアジア国際共同製作でインドネシアのエコ・スプリヤント振付の『BALABALA』日本初演、「東京ノート」を下敷きにした平田オリザと台湾・盗火劇団による世界初演『台北ノート』だ。
 また、タン・フクエン、恩田晃、横堀ふみ、加藤弓奈のTPAMディレクション・ディレクター4名による多彩なプログラムも組まれている。バンコク拠点のキュレーターであるフクエンは、ピチェ・クランチェンらの参加するパフォーマンス・インスタレーション『サムート・タイ:未完の歴史たち』(日本初演)を招聘。サウンドアーティストの恩田は、ゴック・ダイ(ハノイ)、センヤワ(ジョグジャカルタ)、ジェン・シュー(ニューヨーク)を、DANCE BOXプログラムディレクターの横堀は、山下残のバリ島滞在による最新作などを紹介する。なお、急な坂スタジオディレクターの加藤は、国内注目の若手アーティストとコラボした新作を手掛け、マームとジプシーの藤田貴大と青柳いづみがそれぞれに参加している。
 「TPAMエクスチェンジ」では、舞台芸術をめぐる様々なシンポジウムやトークを開催。参加者提案型の「グループ・ミーティング」、国内外のプレゼンターとの1対1の予約制ミーティング「スピード・ネットワーキング」なども行われる。
 さらに、「TPAMフリンジ」には、同時期行われる横浜・東京で公演を行う団体が多数参加。庭劇団ペニノ、小池博史ブリッジプロジェクト、Co.山田うん、快快、KENTARO!!などが名を連ねている。詳細は、公式サイトへ。
TPAM in Yokohama 2017(国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2017)
https://www.tpam.or.jp/2017/

文化庁の「平成28年度文化交流使」が決定
 
 世界の人々に日本文化への理解を深化させるとともに,芸術家・文化人等のネットワークの形成・強化を図る文化庁の「文化交流使」。2016年度は、「長期派遣型文化交流使」として、佐藤可士和・佐野文彦・土佐尚子・藤間蘭黄・柳家さん喬・山田うんの6名を指名。振付家・ダンサーの山田うんは、2017年3月から半年間にわたり、イスラエル・ドイツ・カナダでの活動を予定している。
 また、日中韓各国が自国の中堅・若手芸術家等を一定期間派遣する「東アジア文化交流使」には、音楽家の蓮沼執太、演出家の村川拓也、劇作家の長田育恵ら6名が選出され、2016年11月から中国や韓国に滞在し、実演やワークショップ、フィールドワークなどを行っている。
平成28年度文化交流使
[長期派遣型]
 佐藤可士和(クリエイティブディレクター)/フランス・アメリカ 等
 佐野文彦(建築家・美術家)/フランス・メキシコ・ミャンマー 等
 土佐尚子(アーティスト)/アメリカ・オーストラリア・ニュージーランド・シンガポール・イギリス・フィリピン
 藤間蘭黄(日本舞踊家)/フランス・イギリス・ドイツ
 柳家さん喬(落語家)/アメリカ
 山田うん(振付家・ダンサー)/イスラエル・ドイツ・カナダ 等
[東アジア文化交流使]
 長田育恵(劇作家)/韓国
 笹本 晃(アーティスト)/中国
 蓮沼執太(音楽家)/中国
 久門剛史(美術作家)/中国
 宝生和英(宝生流能楽師)/中国
 村川拓也(演出家)中国
文化庁 平成28年度「文化交流使」
http://culturalenvoy.jp/envoys/h28

第22回劇作家協会新人戯曲賞は、南出謙吾『触れただけ』に決定
 
 日本劇作家協会が主催する第22回劇作家協会新人戯曲賞の最終選考会が2016年12月11日に座・高円寺で行われ、最終候補の5作品の中から、南出謙吾(みなみで・けんご)『触れただけ』が受賞した。
 南出は1974年石川県生まれ。大阪シナリオ学校卒業生によるプロデュース集団から生まれた劇団りゃんめんにゅーろんを主宰し、『みそ味の夜空と』でOMS戯曲賞最終候補となる。伊丹AI・HALL主催による北村想の劇作家養成講座に参加し、『ちゃんとした夕暮れ』でAAF戯曲賞最終候補、OMS戯曲賞最終候補、『終わってなし』でAAF戯曲賞最終候補になるなどの実力派。15年から東京で劇団「らまのだ」の座付作家として活動。今回の受賞作は、日常的な都会の風景を描いたオムニバスで、選考委員の坂手洋二は「今の時代の空気感を描けている」と評した。
 2016年度の応募総数は243本。うち27本が1次審査を通過、2次審査にて最終候補作5本が選出された。公式サイトに選考経過が報告されている。
最終候補作
『もものみ。』  守田慎之介(福岡県)
『プラヌラ』   高石紗和子(東京都)
『触れただけ』  南出謙吾(東京都⇒大阪府)
『カミと蒟蒻』  長谷川源太(京都府)
『the Last Supper』 太田衣緒(東京都)
最終選考委員
川村 毅、鴻上尚史、坂手洋二、鈴江俊郎、佃 典彦、土田英生、マキノノゾミ
一般社団法人 日本劇作家協会
http://www.jpwa.org

「横浜ダンスコレクション2017」開催(2017年1月26日〜2月19日)
 
 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団が若手振付家の発掘・育成およびコンテンポラリーダンスの普及を目指して、1996年にスタートした「横浜ダンスコレクション」。メインプログラムであるコンペティションでは、映像・書類審査を経て、ファイナリストを決定。今年度は、公演実績のある振付家を対象とする「コンペティションI」には11カ国138組の応募の中から10組(日本・韓国・台湾・中国・マレーシア)、25歳以下の「コンペティションII 新人振付家部門」には36組の中から12組が本選に出場する。本選は、2月9日〜12日に横浜赤レンガ倉庫1号館で開催され、最終日にそれぞれグランプリにあたる「審査員賞」と「最優秀新人賞」等の受賞者が決定する。
 本選に併せて、世界的に活躍するアーティストの公演も行われる。オープニングでは、ベルギーを拠点にする振付家・ダンサーのダミアン・ジャレと彫刻家・名和晃平が組み、森山未來が出演して話題を呼んだ作品の横浜バージョン『VESSEL yokohama』(1月26日〜29日)を上演。フィリピンを拠点に世界的に活躍する振付家・ダンサー、アイサ・ホクソンが2014年からの日本滞在で創作した『HOST』(2月17日〜19日)を本邦初演する他、本コンペティションの審査員を務める演出家・多田淳之介が新作『Choreograph』(2月16日〜19日)を発表する。
 また、「ダンスクロス+アジアセレクション」(2月2日〜5日)と題したプログラムでは、歴代の受賞者やファイナリストが登場。2015年に「審査員賞」と「若手振付家のための在日フランス大使館賞」をダブル受賞した川村美紀子は、フランスにおけるレジデンスプログラムで制作した『地獄に咲く花』を日本初演。2013年同フランス大使館賞受賞の奥野美和とシンガポールを代表するダンスカンパニー「T.H.E Dance Company」のツオ・ツーハオとの共同制作作品、2016年ファイナリストの高橋萌登と2015年ソウルダンスコレクションの受賞振付家ユン・ボラムとの共同制作作品の日本初演などがラインナップされている。
 さらに、期間中は横浜赤レンガ倉庫1号館の屋内外で、無料のショーケース・パフォーマンスも開催される。
コンペティション ファイナリスト
コンペティションI
荒悠平、北川結、黒須育海、鈴木竜、関あさみ、水越朋、ASK Dance Company(マレーシア)、Xiaoni Chang(中国)、Hosik Yang(韓国)、Ming-Hwa Yeh(台湾)
*審査員:岡見さえ、近藤良平、ティエリー・ベイル、多田淳之介、浜野文雄、矢内原美邦
コンペティションII(新人振付家部門)
江上真子、金井崇、上村有紀、久保田舞、志村知晴、下島礼紗、鈴木隆司、土屋 望、中川絢音、永田桃子、蓮子奈津美、横山八枝子
*審査員:伊藤千枝、ヴィヴィアン佐藤、柴幸男、浜野文雄
横浜ダンスコレクション
http://www.yokohama-dance-collection.jp

「第23回OMS戯曲賞」大賞は、福谷圭祐『悪い癖』に決定
 
 大阪ガスが主催する、関西で活躍する劇作家を対象とした「第23回OMS戯曲賞」の最終選考会が2016年12月6日に吹田市文化会館メイシアターで開催され、応募作48編の中から匿名劇壇の福谷圭祐による『悪い癖』が大賞を受賞。また、佳作にはKOINUの橋本健司による『また夜が来る』が選出された。
 福谷は1990年生まれ、近畿大学文芸学部舞台芸術専攻入学後、2011年に匿名劇壇を結成。以後、匿名劇壇の全ての作品の作・演出を手がけている。本作は、夢と虚構と日常を交差させながら、現実に寄る辺のない現代の若者たちを描いた作品。
 受賞作品、選評、選考経過を収録した本は2017年3月に発行の予定。最終候補9作は、公式サイトで閲覧できる。
最終選考ノミネート作品(五十音順)
石原 燃     『夢を見る ─読み語り版─』
キタモト マサヤ 『ふたりの蜜月』
田辺 剛     『漂着(island) 』
橋本 健司    『また夜が来る』
肥田 知浩    『わたし今めまいしたわ』
福谷 圭祐    『悪い癖』
柳沼 昭徳    『新・内山』
山崎 彬     『また愛か』
横山 拓也    『walk in closet』
選考委員
生田萬、佐藤信、鈴江俊郎、鈴木裕美、渡辺えり
OMS戯曲賞事務局/大阪ガスビジネスクリエイト株式会社
http://www.ogbc.co.jp/oms/
Presenter  Topics
オーストラリアのアデレード・フェスティバル開幕(2017年3月3日〜19日)
 
 1960年設立の南オーストラリア最大の総合芸術祭。演劇、音楽、ダンス、文学、美術、児童作品など、2週間半にわたり幅広いジャンルの催しが行われる。当初はビエンナーレ形式を採用していたが、2012年以後、毎年開催。昨年度まで芸術監督を務めたのはロンドンのオルタナティブ・ミュージック・フェスティバルMeltdownの創設者として知られるデヴィッド・セフトン。本年度からは、シドニーのベルボア劇場で共同芸術監督を務めたニール・アームフィールド&レイチェル・ヒーリーが同職に就任した。
 演劇部門に招聘される主な作品は、ドイツのトーマス・オスタマイアー演出による『リチャード3世』、英国のサイモン・マクバーニー演出による『ジ・エンカウンター』など。また、地元オーストラリアの作品では、シドニー・シアター・カンパニーによる豪州誕生史を再考する『ザ・シークレット・リバー』が注目されている。
 ダンス部門では、ジェローム・ベルが世界各地で公演している『ガラ』の豪州初演上演が行われるほか、バットシェバ・ダンス・カンパニーのダンサーとして活躍したシャロン・アイヤル率いるL-E-Vカンパニーによる『Killer Pig』、バンクーバーに拠点を置くエレクトリック・カンパニー・シアターによる『Kidd Pivot』などが上演される。
 音楽部門は、昨年度までのエクスペリメンタルなプログラミングとは方向転換しラインドボーン音楽祭で世界初演されたバリー・コスキー演出によるヘンデルのオペラ『サウル』、アデレード交響楽団の『ピーターと狼』などをラインナップ。
 また、キッズ・ウィークエンド、小説家週間、なども同時開催される。

[フェスティバル概要]
 1960年、南オーストラリア国立劇場運動に関わり、アデレードにアーツ・フェスティバル開催の可能性があると確信したジャーナリスト、ロイド・デュマがアデレード大学の音楽教授ジョン・ビショップとともに、各方面の有力者たちの協力を得て発足。半月間に105公演(大人向け74公演、子ども向け31公演)という規模でスタート。シドニー、メルボルンと並ぶオーストラリア有数のインターナショナル・フェスティバルとして、偶数年に開催されている。日本のカンパニーでは1994年に第三エロチカ(『マクベスという名の男』)、2000年に維新派(『水街』)などが招聘されている。2012年以降、毎年開催。
アデレード・フェスティバル(Adelaide Festival)
http://www.adelaidefestival.com.au/

第45回 香港アーツフェスティバル(香港藝術節)が開幕(2017年2月16日〜3月18日)
 
 1973年より東西の大型舞台芸術組織やビッグネームのアーティストたちを紹介してきた国際舞台芸術祭が今年も香港市内に散らばる複数の劇場施設を利用して大々的に開催される。過去9年間エグゼクティブ・ディレクターを務めているのは、シンガポールのエスピラナードやシンガポール・アーツ・フェスティバルでもマーケティングやキュレーター業務を務めたティサ・ホー。
 本年度は「in the moment」をテーマに、過去への考察や、未来への希望を抱きつつ、いまを生きることに焦点を当てた作品をプログラム。オープニングを飾るのはバイエルン州立バレエ団による『ラ・バヤデール』。フェスティバルが終幕を迎える週末には、ワールド・ミュージック・ウィークエンドと題して、トルコ、マリ、スペインなどから現代音楽界で活躍する才能を紹介する。
 演劇部門では、ロベール・ルパージュのもとで研鑽を積んだ米国人演出家タデウス・フィリップスによる『17 Border Crossings』、トニー賞受賞女性演出家ギャリー・ハインズが演出するマーティン・マクドナー作品『ビューティー・クイーン・オブ・リーナン』、チェコのブルノ国立歌劇場によるヤナーチェク・オペラ『マクロプロス事件』などを招聘。また地元作品としては、数々の賞を受賞する香港人劇作家・龍文康による香港近代家族劇3部作『A Floating Family』などが上演される。
 「伝統」にも重きを置くアジア拠点のフェスティバルとして、上海张军昆曲アーツ・センターによる伝統的昆曲や、中国の国家級無形文化遺産に指定されている広東オペラなどの演目もプログラムされている。

[フェスティバル概要]
 例年旧正月明けの2月から約1カ月にわたって開催される、アジア最大規模の舞台芸術フェスティバル。1972年に有志が集まり、Hong Kong Arts Festival Society Ltd.を創設。翌73年に第1回を開催して以来、30年以上もの間、国内外の優れた舞台芸術を紹介している。主に中華人民共和国香港特別区政府の康楽及文化事務署(The Leisure and Cultural Services Department)と、香港ジョッキー・クラブ・チャリティーズ・トラスト(Hong Kong Jockey Club Charities Trust)からの助成で運営されている。
 アジアおよび世界各国からのオペラ、音楽、ジャズ、ワールドミュージック、演劇、ミュージカル、ダンス、エキジビションなどの多彩なアートプログラムのほかに、青少年向けのワークショップなどの教育プログラムも充実。
 コンテンポラリーダンスでは、同フェスティバルの新たな試みとして、アジアで活躍する若手振付家/ダンサーのショーケース「アジア・パシフィック・ダンス・プラットフォーム」を開催。香港におけるコンテンポラリーダンスの観客育成を目的として、ワークショップ、ディスカッションなども同時開催する。また、「ニュー・ステージ・シリーズ」として、ジャンル横断型の実験的作品のためのプラットフォームを新設。
香港アーツフェスティバル(香港藝術節)(Hong Kong Arts Festival)
http://www.hk.artsfestival.org

メルボルンで新たな舞台芸術祭「Asia TOPA(アジア太平洋舞台芸術トリエンナーレ)」がスタート(2017年1月〜4月)
 
 アジアの現代舞台芸術作品に焦点を当てた複合芸術トリエンナーレ。州都メルボルンを中心にオーストラリア・ビクトリア州に拠点を置く様々な芸術組織と提携し、舞台のみならず、ビジュアルアート、音楽、インスタレーション、映像、建築・デザイン、文芸作品などを紹介していく。
 初年度となる2017年は、国内外の様々な組織やパートナーと共に多角的なプログラムを実現。主なパートナーに、4A センター・フォー・コンテンポラリー・アジア・アート、アジアリンク、オーストラリア・タペストリー・ワークショップ、ブルーボトル、キャッシュツメイン・ステート・フェスティバル、チェンバー・メイド・オペラ、メルボルン・フェスティバル、モナシュ大学美術館、マルチカルチュラル・アート・ヴィクトリア、ネクストウェーヴ、パース・フェスティバル、シドニー・フェスティバル、メルボルン大学、ヴァージン・オーストラリア・メルボルン・ファッション・フェスティバルなどが挙げられる。
 演劇・舞踊部門では、シンガポール出身のダニエル・コックによるパフォーマンス『バニー』、メルボルンを拠点に活躍する中華系オーストラリア人のユージニア・リムによる『ピープルズ・カレンシー』、中国人振付家タオ・イェ率いるタオ・ダンス・シアターによる昨年度のパリコレ・メンズ・コレクションで上演された『6』、インドネシアの振付家エコ・スプリヤントによる『クライ・ジャイロロ』などが上演される。日本からは福島県いわき市久之浜を題材として構成される濱中企画によるドキュメンタリー・パフォーマンス『かげろう』、川口隆夫による『大野一雄について』、岡田利規の『部屋に流れる時間の旅』の3作品が招聘されている。
 なお2月21日から25日にかけては、アジア各地のパフォーミング・アートに特化したプロデューサーがネットワークのために集うアジア・プロデューサーズ・プラットフォーム・キャンプが開催される。

[フェスティバル概要]
 アジアの古典芸能や伝統芸術ではなく「コンテンポラリー・アート」に特化した大規模な舞台芸術トリエンナーレ。アジア太平洋地域における現代アートの相互影響と結節点を探るべく、アーツセンター・メルボルンのクリエイティブ・ディレクターを務めるスティーヴン・アームストロングが2017年に設立。メルボルンを中心とするオーストラリア・ビクトリア州に拠点を置く様々な舞台芸術組織が提携し、4カ月にわたり多様なプログラムを展開する。主な提携機関は、アート・センター・メルボルン、オーストラリア・センター・フォー・コンテンポラリー・アート(ACCA)、オーストラリア・センター・フォー・ムーヴィング・イメージ(ACMI)、チャンキー・ムーブ、フェデレーション・スクエア、マルトハウス・シアター、メルボルン・リサイタル・センター(MRC)、メルボルン管弦楽団(MSO)、メルボルン・シアター・カンパニー(MTC)、ヴィクトリア州立美術館、ヴィクトリア州国立ギャラリー、ヴィクトリア州立図書館、オーストラリア・バレエ団、ヴィクトリア州立芸術大学など。
Asia TOPA - アジア太平洋舞台芸術トリエンナーレ(Asia-Pacific Triennial of Performing Arts)
https://www.asiatopa.com.au

NYの国際実験演劇祭アンダー・ザ・レーダー フェスティバルが開幕(2017年1月4日〜15日)
 
 米国でもっともカッティング・エッジな舞台芸術作品を紹介する国際演劇祭が、今年もニューヨークのパブリック・シアターを会場に開催される。現在は創設者のマーク・ラッセルと演出家・劇作家のメイイン・ワンの2人が共同ディレクターを務める。プログラムは、国内外の実験的パフォーミングアート作品を紹介する「メイン・プログラム」、舞台芸術と実験音楽の境界線で活躍するアートを紹介する「イン・コンサート」、若手演出家や振付家の作品を積極的に紹介する「インカミング」など。
 本年度のメイン・プログラムには、昨年に続き2009年に設立された米国のポストドラマ演劇の急先鋒である600 HIGHWAYMENが登場。新作『The Fever』では、個人的責務と集団的責任の境界線を問う参加型パフォーマンスを上演する。米国からは他に、昨年度の「インカミング」プログラムで紹介された日本人振付家のSaori TsukadaとNikki Appinoのデュオによる『Club Diamond』を再演。また、パフォーマーであり作家のマルガ・ゴメズは、キューバ移民でコメディアン兼作曲家として活躍した父の人生を辿る『ラテン・スタンダード』により、ラテン系米国人のアイデンティティを問う。
 海外からは、フランスの演出家フィリッピ・ケーヌが現代社会における共同体概念について問う『La Mélancolie des Dragons』や、ドイツの演劇集団リミニ・プロトコルによるアルゴリズム演算されたデジタル政治演劇『Top Secret International (State I)』を招聘。また、インドネシアの実験的演出家エコ・ヌグローホ&ワヤン・ボコーアが、いかにしてイスラム教がジャワ島に輸入されたかを影絵芝居などを用いて物語る『In the Name of Semelah』を上演する。

[フェスティバル概要]
 APAPと同時期にニューヨークのパブリック・シアターで開催されるフェスティバル。第1回は2005年にブルックリンのSt. Ann's Warehouseで開催されたが、翌年より会場を移し海外各地から作品を招聘、2009年には14カ国から52作品を紹介。SITI Company、Elevator Repair Service、Nature Theater of Oklahomaなど、国際的な活躍も目覚ましい米国の先端を行くアーティストらとの共同創作の場も提供。創設者のマーク・ラッセルはNYのアートシーンを牽引したP.S. 122のディレクターを長く務めた後、ポートランドのPICAで実施されているタイムベースド・アート・フェスティバルの芸術監督(2006〜08)などを歴任した、北米における現代舞台芸術の重要なプレゼンターのひとり。
アンダー・ザ・レーダー(Under The Radar)
http://www.undertheradarfestival.com
TOP