The Japan Foundation
Performing Arts Network Japan
Artist Database
宮沢 章夫
Born: 1956
Function: 演出家 劇作家
Company: 遊園地再生事業団


Profile:
静岡県出身。多摩美術大学中退。1980年代半ばから、いとうせいこう、竹中直人らとともに、「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」というユニットを立ち上げ、その全作品の作・演出を担当した。90年に作品ごとに俳優を集める「遊園地再生事業団」の活動を開始し、以後、主な作品発表の場となっている。それまで、不条理な設定とシニカルな会話で笑いを誘う作風が特色だったが、2年間の活動休止を経て、パフォーマンス色の強くなった『トーキョー・ボディー』を発表、活動を再開した。現在はリーディング、プレビュー、本公演と段階を経て作品を完成させるワーク・イン・プログレスの積み重ねによって創作している。作家としても瑣末な日常をテーマにアイデアを飛躍させていく独特のエッセイが人気だが、小説においても『サーチエンジン・システムクラッシュ』が高く評価され、芥川賞、三島由紀夫賞候補になった。92年に『ヒネミ』で岸田國士戯曲賞受賞。2005年より早稲田大学客員教授。
http://www.u-ench.com/







『ヒネミ』再演 1995年 撮影:山崎登志夫
ヒネミ
1992
佐竹家の居間。ケンジはノートの切れ端に描いた彼の町、日根水の地を兄ゲンイチロウに見せる。兄は間もなくそれを残して外出する。場面は一転して大人になった健二がS・シティの倉橋家の客間にいる。彼は居間は失われた町・日根水の地図を完成させようと調査に来ているのだ。この家の孫娘はヒネミという名で、ケンジは彼女に日根水の森の入口にあった二つの石にまつわる伝説を教えるうち、自分自身の封じた記憶を辿り始める。

初演年:1992年
幕/場数:1幕5場
キャスト:25人(男13・女8・子供4)
初演カンパニー名:遊園地再生事業団
[外国語台本]英語『HALF A CENTURY OF JAPANESE THEATER II』収録(紀伊國屋書店)
問い合わせ先:遊園地再生事業団



撮影:有賀傑
ニュータウン入口
2007
どこにでもありそうな郊外の新興住宅地。新しく合理的に造成されたその街は清潔で、暗さも歪みも感じられない。その街に若い夫婦が家を買うため訪れる。案内する不動産屋、街の魅力を伝えようとする人々、ギリシャ悲劇の登場人物の名を持つ兄弟…。けれど人々の足下、地中には大地に蓄積された太古からの歴史、以前は森だったこの土地の記憶が息づいていた。開発のため地面が掘り起こされたとき、それらは奇妙な力を持つ小さな石となって現れ、人々の生活に影響を与え始める。

初演年:2007年
幕/場数:1幕26場
キャスト:14人(男8・女6)
初演カンパニー名:遊園地再生事業団

*『THEATER IN JAPAN: An Overview of Performing Arts and Artists─日本の現代演劇ガイドブック』の掲載内容に誤りがございました。関係者の皆様ならびに読者の皆様にご迷惑をおかけしましたことをお詫びし、下記の通り訂正させていただきます。
該当箇所:p. 80 宮沢章夫氏の作品紹介『ニュータウン入口』の舞台写真


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