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| Japanese Title: |
寿歌 |
| English Title: |
Ode to Joy |
| Author: |
北村 想 |
| Author's Profile: |
1952年滋賀県生まれ。名古屋在住。滋賀県立石山高校卒業。プロジェクト・ナビに所属。'84年「11人の少年」で岸田戯曲賞を受賞。'89年「雪をわたって...第二稿・月のあかるさ」(紀伊国屋演劇賞・個人賞)'90年初日通信脚本賞。「寿歌」、「屋上のひと」など。 |
| First Performance: |
1979 |
| Performance time: |
1時間20分 |
| Acts / Scenes: |
4 |
| Cast: |
3人(男2・女1) |
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核戦争後の、ある関西の地方都市。ゲサクという男と、キョウコという少女の二人連れが、瓦礫の道を旅している。そこへ、ヤスオがどこからともなく現れる。ヤスオは、一つのものから多数の複製を作り出すという特殊な技能で、二人を助け、道連れとなる。
三人の行く手に、制御不能となったコンピューターから、ミサイルが次々と飛んでいた。ヤスオの口からは「ハルマゲドン……黙示録……夜のかげろう……」という呟きが漏れ、キョウコの櫛が折れる。キョウコは、ラジオを聞くために電池を探しに出かけるのだが、かわりに子供の身代わりになるというお守りの人形(天児)を手にして戻ってくる。
ある時、不思議なホタルがキョウコのもとに飛んでくる。ゲサクは、ホタルの正体は天児なのだと言う。やがて、三人は、パルタイの町に到着し、人を集めて金を得るために芸を披露する。ヤスオは、キョウコが首にかけていたロザリオの複製をひねり出して、たくさんの人々に配る。一方、ゲサクは、銃弾を身体で受け止めるという危険な芸の最中に失敗をして背中に重傷を負い、瀕死の状態となってしまう。ゲサクはヤスオに、本当は、「耶蘇」という名前なのではないかと問い、自分もまたクリスチャンだと語って、祈りを捧げる。その時、配ったロザリオに雷が落ちたとキョウコが駆け込んでくる。
ゲサクの墓の前でキョウコとヤスオが泣いていると、そこへゲサクがなにごともなかったかのように登場して物語が続く。ヤスオは二人と別れてエルサレムへ向かうことになる。キョウコは、ヤスオの後を追うが、まもなく戻り、あの人は、始めから幻であったのだ、という。もしも実在していたのであれば、それはホタルだ、と語る。二人はモヘンジョ・ダロに向かって歩き出し、「寿歌」を口ずさむ。あたりには、雪が降り出す。しかし、それは放射能の灰をおびた汚い雪。この日から地球は氷河期に入ることになる。
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