The Japan Foundation
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Japanese Drama Database
Japanese Title: 缶詰
English Title: Locked In
Author: 水谷 龍二
Author's Profile: 1952年(昭和27年)、北海道苫小牧市生まれ。
75年、「コント55号のなんでそうなるの!?」で放送作家になる。その後バラエティ番組を経て82年よりドラマの世界へ。芝居の作・演出も手掛ける。
94年、星宵の会を結成し、定期的に公演している。
★主な舞台作品
「ある晴れた日の自衛隊」(劇団7曜日)、「星宵の町」(1995年 星宵の会)、「クレイジーホスト」(1997年 星宵の会)、「カラオケマン」(2001年 風間杜夫ひとり芝居2)、「居残り佐平次」(2002年 明治座)
First Performance:   2000
Performance time:  
Acts / Scenes: 5
Cast: 10人(男6・女4)


退陣を迫られ、対策を考えに温泉地にきた社長らが、映画関係者の振りをしたことで大騒動になるが、家族の手紙を受け取り勇退を決める。

靴会社社長の箱崎と腹心の部下の坂本、米沢は、3日後の取締役会を乗り切り社長の座に居座ろうとするがよい案が浮かばず、社長追放劇の裏を思い出し腹を立てている。そもそも三人で先代社長の娘と友人をナンパしたのが発端だったと思い出す。
素人劇団にいる仲居のみさ子は、部屋にあったノートをみて三人を映画関係者だと思い込む。筆頭株主の大奥様にお願いするという坂本の案に同意し三人は手紙を書く。
仲居の尚美は疑うが、竹久夢二の映画を撮る準備で来たという三人の冗談を、女将は信じ込む。調子のいいことを言って話を大きくしたとなじり合いながら、会社の責任までなすりつけ合う三人。なんとかなると米沢は箱崎を励ますが、なぜか坂本が泣きだす。三人はここで返信を待つことにする。

代表作が大ヒット映画という嘘を信じ、女将は竹久夢二の親戚や町の助役を連れてくる。作品のイメージを巡ってもめた末、町をあげての映画制作をすることになる。三人は逃げ出す算段をするが、役場の職員が手伝うと言い出し、若い頃シナリオライター志望だった米沢がシナリオを書く羽目になる。

待ちに待った手紙を持って若手社員の宇野がくる。手紙で箱崎は勇退を迫られる。宇野は箱崎の娘と結婚したいと言い出す。箱崎は、妻と娘からも手紙を受け取る。黒幕の頭取に突撃するという箱崎をいさめ、本当の黒幕は大奥様だと言い出す坂本。箱崎の説得を奥さんに頼まれても断ったと坂本は言うが、仲間を裏切る人間だと箱崎に思われて憤る。代表作のビデオを見たと尚美がいうので、三人は素性をばらし謝る。冷静になった三人は退陣を決意する。箱崎が妻から離婚を迫られたと話すと、坂本が昔のようにギターを弾いて箱崎に歌ってくれと頼むので、箱崎は三人がただの同僚だった頃、よく歌った歌を歌いだす。
尚美、みさ子は、部屋の片づけをしながら、置手紙を残して帰った三人の話をする。
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