Japan Foundation
Performing Arts Network Japan
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世界文化の家
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世界文化の家
The House of World Cultures
(Das Haus der Kulturen der Welt)

John-Foster-Dulles-Allee 10
10557 Berlin, Germany
Phone:+49-30-397870
Fax:+49-30-3948679
info@hkw.de
http://www.hkw.de
Arts Organization of the Month
2006.9.14
世界文化の家 
「世界文化の家」は、ドイツの交際交流、対外文化政策に取り組む専門機関として、ドイツ連邦議会FDPによる起案、ベルリン州議会での議決を経て、1989年にベルリンに設立された。在外ドイツ文化会館を管轄する老舗のゲーテ・インスティトゥート・インターナツィオーネス(GIIN)が海外における自国文化の紹介・促進をする機関であるのに対し、世界文化の家は、国内に向けて非ヨーロッパ圏の多様な文化を紹介し、ドイツと諸地域間の文化によるネットワーク構築を活動の目的としている。

ドイツの文化発信地であるベルリンの中心部に位置し、ギャラリー、劇場、会議場を有し、アフリカ、アジア、ラテンアメリカ諸国の音楽、ダンス、演劇、美術、映画、ヴィジュアルアート、文学など広範にわたる芸術文化を年間800件近く紹介している。

年間事業予算は約8億円(2001年)。外務省、連邦首相府文化・メディア担当局、ベルリン州科学研究文化省からの予算に加え、政党団体や企業からの支援、「友の会」(Circle of Friends)など個人からの寄付により運営されている。

設立当初は、途上国を中心にした伝統文化の紹介が多く行われていたが、1992年ごろから現代芸術の最新の動きを反映した多彩なプロジェクトへの取り組みを強化し、国際フェスティバルを主催するなどコンテンポラリーアートの発信地として注目されている。また、近年では海外からアーティスト、ディレクター、キュレーターを招いて共同制作作品を委嘱するなど、実践的な異文化交流にも力を入れている。

舞台芸術部門では、2002年から舞台芸術とマルチメディアのフェスティバル「イン・トランジット」IN TRANSITを毎年開催。2005年のオープニングイベントでは、日本のコンテンポラリーダンスを特集し、舞踏の笠井叡、北村明子率いるレニ・バッソ、Co.山田うんが新作を発表。上演に先立って笠井は世界文化の家に長期滞在し、オーディションとワークショップによって選ばれたさまざまなバックグラウンドを持つベルリン在住の8人のダンサーとともに新作『蜃気楼』をつくり、世界文化の家で初演。レニ・バッソも、同時期に世界文化の家と共同制作した『Ghostly Round』で、2006年6月〜7月にヨーロッパツアー(ギリシャ、スイス、ドイツ他)を行うなど、こうした共同制作は高い評価を得ている。

また、今年のIN TRANSIT06は、サッカーワールドカップ ドイツ大会の会期中ということもあり、ブラジルの文化・現代アートをテーマに「Brasil: Copa da Cultura」と共催で実施し、祝祭ムードを盛り上げた。

インターネットによる情報発信にも力を入れており、世界文化の家の事業や各ジャンルのアーティストの略歴および作品を写真/映像つきで紹介するオンラインサービス「カルチャーデータベース」(http://www.culturebase.net/)の運営に参画している。このデータベースは、EUをはじめヨーロッパの主要機関から支援を得て運営しているもので、世界文化の家を中心に、デンマークの文化開発センター、ストックホルムのIntercult、ロンドンのVisiting Arts、ポーランドのBaltic Sea Culture Centreの5つの主要芸術機関の事業/アーティストの情報が収録されており、国際プレゼンターやジャーナリストらの有益な情報源となっている。

現ディレクターはベルンド・シューラー氏 、舞台芸術部門ディレクターはヨハネス・オデンタール氏。
2006年の主な主催フェスティバル / プログラム
China - Between Past and Future
War of Images
IN TRANSIT 06
Brasil: Copa da Cultura
My construction site
Day of the Open Monument
HKW of the Future
 
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